みつばち教室

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「ミツバチを飼育してみませんか」

 

田中養蜂場は、岡山県倉敷市児島の気候穏やかな里山で、じいちゃん(田中常雄)とその孫であるボク(田中光俊)とで養蜂を行っています。

花とミツバチの飛ぶ空間があればできるので、養蜂を「空中農業」と呼ぶ人もいますが、農業に家庭菜園があるように、趣味的に養蜂を行う人がもっと増えて欲しいと、じいちゃんはいつも考えています。

 

ここでは、「蜂飼い」に少しでも興味を持った方に、いつか養蜂の喜びを実現してもらうために、養蜂の基礎知識について、少しずつ書いてみたいと思います。

 

  

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「じいちゃんです」

 

じいちゃんは、養蜂歴五十数年。ボクの養蜂の師匠です。
ミツバチの生態や養蜂の知識だけでなく、養蜂器具もほとんど自作し、希望がある方には器具の販売もしています。
養蜂を目指す方には、養蜂箱作成から蜂の育成、ハチミツの収穫までアドバイスしています。いつも養蜂のことばかり考えているじいちゃんです。

 

 

  

養蜂の基本

養蜂に必要な道具

■蜜蜂飼育入門キット

養蜂を始めるのに最低必要な道具を上げてみます。

入門キットは田中養蜂場で販売しています。(お気軽にお問い合わせください。)

<キット内容>

1.巣箱 10枚用標準巣箱(飼育状態では最大9枚 W45×D52×H33)

2.女王蜂 1匹

3.働き蜂 巣枠4枚群(約10,000匹)

4.木製給餌器 (巣箱内でエサを与える容器)

 

<キット以外で必要なもの>

1.面布(ミツバチの攻撃から顔面を保護する防具)

2.燻煙器(ミツバチをおとなしくする煙発生器)

3.並製ハイブツール(巣箱や巣枠の蜜ろう除去等の道具)

4.蜂ブラシ(巣枠や巣箱についた蜂を払い落とします)

5.巣枠上当て布(巣枠の上に乗せて蓋裏の無駄巣付着防止)

養蜂の準備

■巣箱の置き場所

近隣に民家がなかったり、通学路などがなければ自宅でも巣箱を置けるかもしれません。

風通しが良く、木漏れ日が差すくらいの木陰あればいいでしょう。蜜蜂が自由に飛びまわれるように巣箱前には2m以上の空間を確保しましょう。

自宅以外の場合は、山林、原野、果樹園、休耕地などに置くことになります。
他人の土地であれば、必ず所有者の了解を得ましょう。

良い条件としては以下のようなことがあげられます。

1.周辺に蜜源植物、花粉源植物が豊富にある
2.南向きに地形が広がっている
3.自宅からあまり遠くない(車で30分以内程度)
4.近くまで車が入れる
5.あまり人が来ない
6.湿気が高すぎたり、冠水したりしない。
7.木陰があり、風通しがよい

以上が理想的な条件ですが、全てが揃っていないとミツバチを飼えないというわけではありません。日陰や風除けを作ったり、ブロックを置いて湿気を防いだりという工夫をすることで解決します。

 

■蜜源植物

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蜜源植物とは、ミツバチが蜂蜜を作るために花から蜜を集める植物です。[蜜源植物(参考)]

レンゲ、ニセアカシア、ナタネ、ウメ、サクラ、ツバキ、タンポポ、ミカン
クリ、トチ、リョウブ、ナツハゼ、ヒマワリ、ソバ、カキ、クロガネモチ
コスモス、セイタカアワダチソウ、ハギ、クズ
ビワ 

 

  

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